こんにちは。
バークリバーナイフのベストセラー、ブラボー1。
当店でも大人気のシリーズです。
ブラボー1は、米海軍の協力のもと作られた、サバイバルやブッシュクラフトに最適なナイフ。
非常に丈夫で、鋭い切れ味。見た目も美しく、握りも良い、とても使いやすいナイフです。
しかし、いざ購入しようとすると、「その種類の多さで、どのナイフを選んでいいか悩んでしまう」なんて話をよく聞きます。
刃の長さ、刃の厚さ、重量、ブレードの素材、ブレードの形状や幅、ハンドルの素材、ハンドルの形状や幅、シースの素材・・・
選択肢が多いことは自由度が高い反面、悩みの種にもなっているんですね。
また、ナイフ初心者にとっては、ナイフの説明文に専門用語が多いのも大きな悩みだと思います。
「説明文を読んでも、専門用語が多すぎて意味がわからない・・・」
「専門用語を調べる必要がでてきてしまう・・・」
etc.
これが、せっかくの素晴らしいクオリティのナイフが、世間一般に認知されていない原因の1つかもしれません。
そこで、今日はアウトドアナイフ(バークリーバー)の専門用語についてご紹介したいと思います。
ランプレス
日本人にとても人気があるバークリーバーのランプレス仕様のナイフ。
バークリバーのナイフでよく聞く仕様なので、ご説明します。
ランプとは、ブレード(刃)のハンドルに近い部分にある突起のこと。
突起は、ナイフを使うときに親指をひっかけるためのもので、ブラボーシリーズのスタンダードモデルは基本的にランプがついています。
しかし、突起で指が痛くなってしまう、と多くの声からランプレス(メーかーで突起を削りおとした仕様)のナイフが誕生しました。
バークリバーナイフの製造工程を簡単に説明すると 以下のような感じです。
鋼材の
ウォータジェットカッティング(鋼材をナイフの形に切り抜き)
↓
サーフェイスグラインド(粗削り)
↓
焼き入れ
↓
ハンドル取り付け
↓
ハンドル形成
↓
ハンドル仕上げ
↓
刃付け
ランプレス加工はどのタイミングで行われるかというと、
ウォータジェットカッティング
のときではなく、ハンドル形成の後だと考えられます 。
この仮説にはもちろん理由があるのです!
ランプレス加工の仕上がりにやや個体差が見受けられるからです。
加工をした職人さんによって仕上げ方が明らかに違います。
職人さんの手作業による加工なので、細かく見るとわずかな個体差が見受けられます。
そこが味のあっていよところでもあるのですが^ ^
ウォータージェットカッティングや機械加工では、コンピューター制御なので、固体差はほぼ 出ないはずです。
その一因としては、もともとランプの形状が関係すると考えられます。単に、突起だけを削り落としてまっすぐにするだけであれば、職人さんが手作業で加工してもさほど固体差はないと思うのですが、実はランプの付け根部分がナイフの背のラインよりややへこんでいるんですよね。
なので突起をまっすぐ削り落としただけでは小さなくぼみが残ってしまうんです。
このくぼみがわからないようにうまく削って、できるだけ目立ちにくく加工するのが職人さんの腕の見せ所なんですが…
その削り方で職人さんによってはやや固体差が出てきてしまいます。
また、ランプを削りおとした部分は角が鋭くたつので、削っていない部分の角と微妙な違いがあります。
几帳面な日本人としては、仕上がりを統一してほしいところですが何かとおおらかなアメリカ人の職人さんならではなのかもしれません。
実用重視の方にはランプレスがおススメですが、どうしても加工感があるので、観賞用メインの方は、スタンダードモデルもしくは突起がなくギザギザ加工のみ施されているジンプドスパインのフィールドモデルの方がおススメだと思います。
他の専門用語についても、またご紹介しますね。
「こんなことが不安」「ここが知りたい」など、
気になることがございましたら、
お気軽にご連絡くださいませ(^^)
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